意外と知らない里親になる為の条件
動物を家族として迎えるときの主な手段は
①ペットショップ ②ブリーダー ③里親
この3つが主な手段だと思います。
最近注目されているのは保護犬を迎え入れる里親です。動物愛護団体や保健所などが保護犬の譲渡会やイベントを開いたりと注目を浴びています。
今回はそんな里親についてまとめたいと思います。
1里親になるために
1.保護犬とは
何らかの事情で飼い主を失ってしまい保健所や動物愛護団体に保護された犬の事です。
保健所で保護されている動物にはあまり時間がありません。期間内に里親が見つからなければ殺処分されてしまうからです。
処分される動物の数は年間数十万匹に亘ります。
保健所で保護されている犬のほとんどは人間の都合で辛い経験をしてしまった犬が多いです。
辛い過去があるために不信感や恐怖心を抱いてしまい威嚇してしまう犬たちもいます。
2.里親とは
保健所や動物愛護団体などで保護されている動物たちを引き取り家族として責任を持って迎え入れることです。
保護されている犬の中にはしつけや懐くまでに時間がかかる犬がいると思います。
それでも里親になったからには最後まで諦めず保護犬を家族として迎え入れて、心を開くまで忍耐強く待ってあげましょう。
深い傷を抱えて生きてきた犬たちの第二の人生を楽しく一緒に暮らしていきましょう。
3.里親になるための条件
保健所や動物愛護団体など里親を募集している団体などから譲渡してもらうには条件があります。
中には少し厳しい条件もありますが動物たちを守るための条件なのでしっかりと守りましょう。
条件は団体によって異なるので里親になる前に調べておいた方が良いと思います。
3-1 条件の一例
・一人暮らし不可
・年齢制限
・犬の登録、ワクチン接種
・部屋の広さ、間取り
・留守にする時間
・経済状況(年収や預貯金額)
これらの条件は統一された条件ではありません。各団体で条件は違ってきます。
こんなに厳しいのは保護犬たちを二度も不幸にさせないためです。
3-2 費用
里親になるにはお金が掛からないと思っている人が多いと思いますがそうではありません。
ペットショップなどで購入するときみたいに犬の代金はかかりませんが
・登録費用
・去勢手術費用
・ワクチン接種費用
最低でもこの3つは費用がかかると思っていた方が良いと思います。
2.里親になる方法
最近ではインターネットに里親募集のサイトや譲渡会のでのマッチングなどが行われています。
インターネットでは写真が掲載されていたりと事前に犬の情報を知ることが出来ます。
譲渡会では直に様々な犬と触れ合うことが出来るので相性の良いパートナーと出会える可能性が高いと思います。
1.インターネットで里親になる場合
①まずはインターネットの里親募集サイトで気になる犬を見つけましょう。
②気になる犬が見つかったらサイトで譲渡条件を確認し申し込みます。
申し込んだら連絡が来るのでこのときに対面の日時などを決めます。
なるべく後のトラブルを防ぐためにメールだけでなく電話で直接会話した
りしてコミュニケーションを取るようしましょう。
③実際に犬と対面です。
対面した時に保護犬とふれあい、相性が合うのか確認しましょう。
このときに今まで育ててきた飼い主さんや保護団体の施設のスタッフさん
に犬の性格や生活習慣について詳しく聞きましょう。
④対面が終わったら保護団体と里親希望者の双方で話し合い犬が幸せになれ
るのか検討します。
無事にクリアできたら家庭訪問です。
スタッフが家に訪問して犬が生活するスペースの確認をします。
⑤トライアル期間です。実際に犬を連れて帰りしばらくの間一緒に生活をし
ます。
期間は団体により違いますがだいたい1~2週間程度だと思います。
⑥全てをクリアし登録やワクチン接種を行い完了です。
2.譲渡会で里親になる場合
譲渡会の開催情報は動物愛護の保護団体のホームページや、里親募集掲示板などで確認してください。
①譲渡会へ参加し希望の犬を伝えます。
②マッチングと呼ばれる犬との相性をテストします。ここで相性が合わな
ければ里親を断られてしまう場合もあります。
③マッチングを無事にクリアしたら里親申請書を提出しましょう。
④スタッフが家に訪問し犬を飼う環境なのか確認します。
⑤譲渡の講習を受講して契約書を完成させます。
⑥全てをクリアし登録やワクチン接種を行い完了です。
3.里親になるときのトラブルや注意事項
里親になるときにインターネットを利用するとき保護団体ではなく個人の場合も珍しくありません。その場合元の飼い主さんとの間でトラブルがおこる可能性があります。
金銭が発生しているならば尚のことです。心ない人によって詐欺にあってしまう場合もあるので注意しましょう。
インターネット、譲渡会どちらの場合も登録費用やワクチン代金は実費になります。
4.里親になった時の注意・心構え
犬を迎え入れたとき飼い主が変わった犬は不安で落ち着きが無くなる可能性があります。
里親になったからには全てを受け入れなければいけません。
中には辛い過去のトラウマがある犬もいます。しっかり受け入れてあげて犬に心を開かせてあげましょう。
引き取ったからには最後まで面倒を看てあげなければいけません。
途中で放棄しないように里親になる前に覚悟を決めて里親になってください。
家族が増えると言うことは今までと同じような生活を送るのは難しいと思います。
毎日の散歩や外出など色んな面に置いて大変になります。
ずっと一緒に生活するんだという覚悟の下里親になってあげてください。
愛情を持って接してあげて下さい。
成犬を迎え入れた場合は信頼関係を築くまでに多少の時間がかかってしまうかもしれません。
しかし、必ず気持ちは通じます。最後まで諦めず焦らないで長い目で見てあげてください。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません