猫の歯磨き~意外と知らない口腔ケア
猫を飼っている皆さんは愛猫の歯磨きをしていましたか?
私はしていませんでした。
食べさせているドライフードに口腔ケアと記載されていたし、歯磨きさせるのは犬だけだと思っていました。
そんな時、SNSを見ていたら猫の歯磨きについて投稿されていたので気になって調べてみました。
すると、猫の口腔ケアはとても大事なことであることが分かったんです。
しかし・・・
どうやって磨くの?
毎日磨くの?
歯磨き粉は?
たくさん疑問が出て来ます。
そこで猫の歯磨きについてまとめてみようと思います。
猫の歯磨き事情
猫は肉食の動物です。
狩猟をして小動物を食べていました。その時は肉や硬い骨を噛み砕いて食事していた為、歯垢がたまりにくい環境でした。ですが飼われるようになり食環境が変化して行き口腔内も変化してきました。
猫は人間よりも歯垢が歯石に変わるのが早いと言われています。
そのため、歯肉炎や歯周病になりやすいです。
猫が患う歯の病気
上記したように猫は歯肉炎・歯周病にかかりやすいです。
歯周病によって歯が抜けてしまったり、酷い時には臓器まで悪くなったりします。
予防するには日頃のデンタルケア
病気にならないためにも日頃のケアが必要です。
歯磨きをしないと歯垢がつき、歯垢が歯石になります。
それを防ぐには歯磨きが大事です。
歯ブラシなどを使って磨いてあげましょう。
歯磨きの頻度
人間と一緒で毎食後が望ましいですが、大変だと思います。
1日1回でけでもガーゼや歯磨きシートを使って歯垢を拭きとってあげましょう。
2・3日に1回だけでも歯磨きを使って歯磨きをしましょう。
歯磨きのやりかた
初めて歯磨きをするときは思い通りにいかないと思います。
口の周りを触られることを嫌がるのでまずは歯ブラシに慣らせることから始めましょう。
小さい時から慣らしておくとスムーズに歯磨きをさせてくれるでしょう。
1,トレーニング
まずは口の周りを撫でるなどして触られることに慣れさせます。
慣れてきたら次は手を使ってゆっくり口を開きます。
嫌がる様子ならば焦らずゆっくり進めてあげてください。
ここまで進んだらガーゼなどを口元に持っていき口の中優しく触ります。
口の中を触る時は噛まれるかもしれないので注意してくださいね。
口にガーゼを入れる時は猫が好きなご飯やおやつなどの匂いを染み込ませてあげるとスムーズに口を開いてくれると思いますよ。
ガーゼを口の中に入れることに慣れたら歯を触って行きます。
触られることに慣れたらゆっくり1本づつ拭いていきましょう。
トレーニングは時間をかけてゆっくりしましょう。
無理に進めるとストレスを与えるだけでなく、歯磨きさせてくれなくなってしまいます。
2,本番!!歯磨き
ガーゼに慣れたらいよいよ歯ブラシを使って歯を磨いていきます。
猫の頭部を上から手でぐっとつかみ、上唇を親指でめくり上げるようにして歯を露出させます。猫用の歯ブラシや指先に巻き付けたガーゼを用い、歯磨きをします。歯ブラシの場合には、歯に対して角度を45度にして横方向に小刻みに、歯と歯茎の間に溜まった歯垢をかきだすイメージでブラッシングします。力はあまりかける必要はありません。歯石はとくに奥歯につきやすいので、念入りに磨きましょう。
*どうやっても無理な場合はペットショップなどで売っているデンタルケア用品などでケアしてあげましょう。
そして定期的にペットサロンや動物病院でケアしてもらいましょう。
毎日の歯磨きだけでは安心しない
毎日、歯磨きしてるからと言って安心してはいけません。
歳を重ねる毎に歯周病のリスクは高まっていきます。
年に1回は獣医さんにチェックしてもらうようにしましょう。
口臭が酷いときは口腔内で何かが起きている可能性があります。
スキンシップをする時に口臭のチェックをするようにしていたら見逃す可能性が減るかもしれませんね。
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