猫と一緒に暮らしたい2~もっと詳しく知りたい

猫と災害

前回投稿した記事では大まかな流れを記述していましたが今回は一つ一つの行動にスポットを当ててまとめて行きたいと思います。
災害発生から避難まで、慌てず焦らずに行動出来るように知識として頭にいれておけば安心です。

災害が起こった時

いつ起こるのか分からない災害、人間が逃げるだけでも慌てるのに動物を連れてとなるとかなり大変です。
もし猫を飼っているのでは避難する際に捕獲するところから大変でしょう。
猫はびっくりすると素早く逃げてしまうので捕獲するのに手間取ります。
更には無理やり捕まえると興奮してしまい爪で引掻かれてケガをするかもしれません。そうならないように安全に避難出来る知識を知っておきましょう。

1,洗濯ネットを利用する

パニックを起こして暴れる猫を落ち着かせたり、脱走しようとする猫を捕まえる際に洗濯ネットが便利です。洗濯ネットに入ると猫は体を囲まれ大人しくなるので、そのままキャリーバッグに入れ落ち着くのを待ちましょう。
窮屈にならないように大きめサイズがベストですね。
通気性も良いので安心です。

2,猫用防災袋

避難する時に必要な逃げる時に必要な物を最低限に準備しておきましょう。

キャリーバッグ
非常食
飲料水
トイレ・猫砂
持病の薬

この5点は最低限準備しておいた方が良いと思います。

キャリーバッグ

肩掛け出来たりリュックタイプのキャリーバックもあるので多頭飼いしている人にはそちらをオススメします。

非常食

食べなれたフードを一週間分ぐらい準備しておくと安心です。
持病を持っていて治療食を食べているならば尚更、準備しておきましょう。

飲料水

避難所で水道が近くにない場合や、入手困難になること想定して飲料水も準備しておくべきです。
水は人間と同じ飲料水(水)で大丈夫ですが、硬水と書かれたものは避けた方がいいです。
猫は結石になりやすいため、硬水より軟水の方が猫の体には害はないでしょう。
夏場は特に水分補給が必要です。ペット用のサポート飲料水など、効率良く水分補給出来る物もあるので夏場にはオススメです。

トイレ・猫砂

避難場所で困るのはトイレです。
猫砂を持ち出すのは重くて大変なので紙で作られている猫砂が便利です。ですが、警戒心の強い猫は環境が変わってしまうと排泄をしなくなる可能性があります。
少しでも家と同じ環境で排泄できるように普段使っている猫砂を少し持ち出し、その砂を混ぜてあげると警戒心が少し紛れるかと思います。
排泄物は臭いは周りの人の迷惑になるので専用のビニールなどを用意してきちんと処理するのが避難所でのマナーです。

持病の薬

避難所では薬の入手が困難になる恐れがあるので常備薬があるならば必ず持ち出すようにしてください。

3,あると便利な物

迷子札
タオル
新聞紙
ダンボール

迷子札・写真

万が一愛猫が脱走してしまった時や迷子になってしまった時など、猫自身の情報を伝えるためにも迷子札のついた首輪は必須です。
写真も携帯電話に保存しておくのもいいと思いますが、充電が無くなってしまうかもしれないのでプリントしたものが一枚でもあると安心です。

タオル

濡れた体を拭いたり寝床のマットにしたり毛布にしたりと活躍します。

ダンボール

ダンボールにゴミ袋をかぶせて猫砂を入れたら猫トイレになるし簡易的な猫ハウスになります。爪とぎにもなるのでなかなか万能なんです。

4,季節によって必要な物

避難する季節によって必要な物も変わってきます。
気温が高い夏には水分補給できるものが多めにいるし、寒い冬にはカイロや毛布など暖を取れるもが必要です。

しかし、咄嗟に逃げるとなれば、これだけの物を支度するのは難しいので、準備する余裕と持ち出せる余裕があればで良いと思います。
まずは逃げることが大事です。

まとめ

いつ起こるか分からない災害には防災が肝心です。人間だけでも災害時は避難場所や生活にパニックを起こしかねないので、改めて飼い猫の防災について考えてみてください。
必要なものを揃えたり、避難する際に猫をキャリーバッグに入れてみて、他に荷物がどの位持てるのか?
一通りシュミレーションしてみるのもいいかもしれません。
災害が起こる前にできる準備をしておけば、いざ災害が起こった際も慌てず落ち着いて行動できるのではないでしょうか。